朝の冷たさと 2024年11月1日12:00 AM|女将の心音
枝に残る色付いた葉を数えながら
湯上りの火照った頬を冷ます
温泉がなによりの幸せと感じる季節です
落ち葉と露天風呂と散策を愉しみ
晩秋と初冬を行ったり来たり。
秋の陽射しの中で冬支度なのか、忙しそうな山の生き物たちを眺め、
いつもより長い夏と短い秋を振り返り想います。
朝の冷たい空気と星空が楽しみな日々です。
女将
枝に残る色付いた葉を数えながら
湯上りの火照った頬を冷ます
温泉がなによりの幸せと感じる季節です
落ち葉と露天風呂と散策を愉しみ
晩秋と初冬を行ったり来たり。
秋の陽射しの中で冬支度なのか、忙しそうな山の生き物たちを眺め、
いつもより長い夏と短い秋を振り返り想います。
朝の冷たい空気と星空が楽しみな日々です。
女将
ぽつん ポタン ぱらぱら バラバラッ
にわか雨かと驚いてしまいます
あちこちでドングリが旅立っています
帽子付けた子 仲良く手をつないでいる子
樹々が染まり山の幸溢れる季節です
景色を楽しみ実りに舌鼓を打ち
人も山の生き物たちも
愉しみに胸躍らせます
静かに訪れている秋は
耳をすませば 小さく小さく賑わっています
女将
うっかり転げ落ちたのか 青々としたイガ栗が
ころんと一つ 帽子の中で少しずつ大きくなる
ドングリもまだまだ青い顔<雲の流れから足元に
目を移すと揺れるコスモスが
高原の秋の訪れを伝えてくれます
忘れてしまいそうな季節の変わり目を
山里の風はそっと教えてくれます
実りの秋が待ち遠しいこの季節は
温泉も恋しくなります
♪七つの子♪の兄弟姉妹が落穂拾いを
愉しむのも間もなくです
女将
東の空がほんの少し白々としてくると
林のあちこちでは鳥たちのさえずりが始まります
まだ薄暗いですよ と教えてあげたいくらいですが
その声は徐々に徐々に大きくなり
飛び立つときを待っています
高原の朝は風と陽と山の息吹を独り占め
朝露に濡れた道端の野草に話しかけ
山あいの真っ白な雲を仰ぎ<
気ままに歩き ふと気がつくと
大きく深呼吸しています
女将
夏の霧ケ峰の象徴する花「ニッコウキスゲ」。
毎年、その黄色の花の群落を目当てに全国から多くの人が訪れます。
富士見台は、花の丘を背景にする展望台で、
その名前のとおり、富士山と、南、中央、
北の三つのアルプスを、何物にも遮られる
ことなく見渡すことができます。
真夏でも吹き渡る風は涼しく、
漂う夏の雲を追いかけていると、
時の流れをしばらく忘れさせてくれます。
どうぞ、麦藁帽を片手にお出かけ下さい。
女将
雨に濡れた木々の葉は蓼科の新緑を
とても魅力的にしてくれます。緑の中 薄紫の藤の花はどこから
どこまで昇るのか雨の中では
神秘的な感じさえしてきます。
温めの温泉にゆっくりとつかりながら
雨の雫の行き先を見守る時間は
とても贅沢なひとときです。
八ヶ岳山麓の高原の風と木漏れ日は
雨上がりの朝はいちだんと爽やかです。
女将
いつもより半月ほど早めですが石段アプローチの周りは山野草がいろいろ咲きそろいました。
クマガイソウも今年はいくつも並んでいます。
見上げれば日ごとに伸びている樹々の若葉は、なんともいえない心地良い優しい色です。
五月の蓼科に出掛けてみませんか
爛漫に咲いた春の花々は若葉の季節を迎えます
赤みを帯びた芽のカエデ達は日に日に鮮やかな緑に葉を伸ばしていきます
陽の光を浴び 雨の恵みを受け 動物も植物も心躍らせています
田んぼの土手に立ち 木立の中を歩き
五月の山の息吹を感じてみませんか
女将
お花見の話題が多く聞かれます。高遠の桜も開花したようです。
信州は標高差がありますので蓼科の桜はもう少し季節が進んでから。
それでも日に日に春めいてきています。
そろそろ梅も咲くでしょうか。
たてしな藍から車で一時間足らず、駐車場代を渡すと目的の巨木は目の前に。
樹齢2000年ともいわれ日本三大桜の一つ、神代桜(じんだいざくら)は支えられながら 雨の中 見ごろを迎えています。
実相寺(じっそうじ)の境内には薄墨桜をはじめ名桜の子桜もならんでおり楽しめます。
種が宇宙旅行をしてきた神代桜の子桜も美しい盛りです。